機能性液晶の探索に向けたトポロジー手法
整理番号 | 20200007 |
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種別 | プロジェクト研究-短期共同研究 |
研究計画題目 | 機能性液晶の探索に向けたトポロジー手法 |
研究代表者 | 鍛冶 静雄(九州大学・マス・フォア・インダストリ研究所・教授) |
研究実施期間 |
2021年2月4日(木) ~
2021年2月4日(木) 2022年3月28日(月) ~ 2022年3月30日(水) |
研究分野のキーワード | 液晶、分子間相互作用、相転移、ホモトピー、擬ベクトル場、最適輸送、トポロジカル欠陥、ディスクリネーション、双安定性 |
本研究で得られた成果の概要 | 化学、物理、数学よりなる参加者の間で、3年前より定期的に勉強会を開き、問題をお互いの言葉に翻訳してき た(JSTさきがけの補助を受けている)。また、内田・中野・鍛冶は液晶一分子の情報から、集団の性質である相転移温度を予測する手法を機械学習を用いて開発し、最近の研究に良くみられる予測にとどまらず、ランダウ理論により仮定される秩序変数が上下温度のどちらの相に属するかという物理的な仮説の検証を行なっている。吉田・横山・鍛冶は基板や電場により配向の境界条件を制御する技術を用いて、トポロジカルな制約を作り出すこ とで複雑な欠陥を実現する研究を行なっている(科研費基盤Bの補助を受けている)。1年前より太田が加わり、 最適輸送の観点から配向場の時間発展を捉える方法を模索している。今回の短期共同研究を受けて上記の議論を発展させた内容について,学会発表2件(物理的仮説のデータドリブンな検証・トポロジカルな欠陥の強制)を行い,それぞれ論文執筆準備中である. |
組織委員(研究集会) 参加者(短期共同利用) |
鍛冶 静雄(九州大学マス・フォア・インダストリ研究所・教授) 内田 幸明(大阪大学大学院基礎工学研究科・准教授) 中野 直人(京都大学国際高等教育院・特定講師) 横山 知郎(京都教育大学・准教授) 大野 工司(京都大学化学研究所・准教授) 太田 慎一(大阪大学大学院理学研究科・教授) 吉田 浩之(大阪大学大学院工学研究科・講師) |