数式処理研究と産学連携の新たな発展
整理番号 | 20200015 |
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種別 | 一般研究-短期共同研究 |
研究計画題目 | 数式処理研究と産学連携の新たな発展 |
研究代表者 | 横山 俊一(東京都立大学大学院理学研究科・准教授) |
研究実施期間 |
2022年2月14日(月) ~
2022年2月17日(木) |
研究分野のキーワード | 計算機代数, 多項式環論, 数式処理, パターンマッチ, ユーザインターフェース |
本研究で得られた成果の概要 |
本共同利用においては、数式処理研究に関する最前線の成果を共有することを(講演内容には含めるが)主とはせず、そこにいたるまでのプロセスや困難であった点、解決できた問題とそうでなかった問題、数学的・数式処理的な困難性以外の障壁(予算・人材等)について、多角的視座から講演いただき、参加者全員で研究討議を行った。これにより、当初の目的としていた ・数式処理研究における最先端のアルゴリズムの開発とその実装に関する知識共有 ・数式処理研究におけるニーズ・ユーザビリティ・その他に関する検討 を、参加者のさまざまなバックグランドを活かし、バランスよく実行することが出来たと考えている。また、大学院生から数式処理研究のエキスパート(大学研究者および企業研究者)、さらには非専門家まで多彩な参加者が結集し、かつ通常の研究集会よりも大幅に研究討議の時間を設けたことで、あらゆる現場における数式処理研究の継続・提案の難しさと、これらを解決するためのヒントをいくつか発見・共有できたと感じている。とくに今回の共同利用の特徴である、産業界からのニーズ・シーズを明確化し、求められるべき研究の方向性が具体的に示されたことは、本プロジェクトの最大の成果ではないかと考えている。 |
組織委員(研究集会) 参加者(短期共同利用) |
藤本 光史(福岡教育大学・教授) 濱田 龍義(日本大学 生物資源科学部・准教授) 深作 亮也(九州大学大学院 数理学研究院・助教) 池松 泰彦(九州大学マス・フォア・インダストリ研究所・助教) 溝口 佳寛(九州大学マス・フォア・インダストリ研究所・教授) 横田 博史(キオクシア株式会社・デジタルプロセス先行研究担当) 江木 聡志(楽天技術研究所・リサーチ・サイエンティスト) 横山 俊一(東京都立大学・准教授) |