実社会に見られる複雑なネットワークと無限粒子系の交差点Ⅱー複雑ネットワーク上の情報流ー
整理番号 | 20210005 |
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種別 | 若手研究-短期共同研究 |
研究計画題目 | 実社会に見られる複雑なネットワークと無限粒子系の交差点Ⅱー複雑ネットワーク上の情報流ー |
研究代表者 | 長田 翔太(鹿児島大学・学術研究院法文教育学域・助教) |
研究実施期間 |
2021年8月19日(木) ~
2021年8月19日(木) 2021年11月22日(月) ~ 2021年11月26日(金) 2022年2月15日(火) ~ 2022年2月20日(日) |
研究分野のキーワード | 複雑ネットワーク,スケールフリー,スモールワールド,大規模相互作用系 |
本研究で得られた成果の概要 |
本共同研究は,昨年度に引き続き無限粒子系の手法による実社会の問題へのアプローチの開拓を目標として,確率論の若手研究者が中心となり実施された. 計画当初は,深層ニューラルネットワークや複雑ネットワークにおける最適化を粒子系の立場からの理解することを目標としていた. アドバイザーの恐神氏の助言を受け,行列式点過程を研究の中心に定めた.公開日程では行列式点過程とその応用に関連するワークショップを開催し,これらの話題に関係が深い講演者を招へいし情報収集および意見交換を行った. 非公開日程では,流通現象の粒子系モデルである可積分系の理論的側面に関する議論を行った.非公開日後半にはその議論を継続し,さらに,行列式点過程のサンプリングに関する理論的側面の議論とPythonによるプログラムの実装に取り組んだ. 行列式点過程のサンプリングは,離散空間では様々な手法が知られているが,連続空間上では特別な場合を除いて未発展である.離散近似を用いることで,連続空間上の行列式点過程のサンプリング手法の開発・実装を試みた.連続空間上の行列式点過程のサンプリングは,求積法や関数の近似に用いられることが期待できる. |
組織委員(研究集会) 参加者(短期共同利用) |
森 隆大(京都大学 数理解析研究所 ・研究員) 林 晃平(東京大学大学院数理科学研究科・大学院生) 須田 颯(慶應義塾大学 理工学研究科・研究員) 上島 芳倫(北海道大学 数理・データサイエンス教育研究センター・学術研究員) 長田 翔太(鹿児島大学・学術研究院法文教育学域・助教) 新井 裕太(千葉商科大学 基盤教育機構・助教) 早川 知志(Mathematical Institute, University of Oxford・DPhil student) |
アドバイザー | 恐神 貴行(日本アイ・ビー・エム株式会社) |