材料科学における幾何と代数III
整理番号 | 2022a003 |
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種別 | 一般研究-研究集会(Ⅰ) |
研究計画題目 | 材料科学における幾何と代数III |
研究代表者 | 松谷 茂樹(金沢大学 大学院 自然科学研究科・教授) |
研究実施期間 |
2022年9月8日(木) ~
2022年9月10日(土) |
研究分野のキーワード | 結晶,らせん転位,結晶構造,トポロジカル欠陥,キンク現象,破壊,ゼータ関数,初等整数論の材料学への応用,曲がった量子系,点過程,パーコレーション,リーマン幾何学,代数学の材料学への応用, 幾何学の材料学への応用,技術からの数学 |
本研究で得られた成果の概要 |
1.既に執筆した論文がある場合や既に共同研究を広げている場合は,その旨記載をお願いします 2.論文出版計画やさらなる共同研究の可能性がある場合は,その旨記載をお願いします 3.本研究計画に至った動機やきっかけに関わる記載を含めてください 4.昨年度からの継続課題の場合は,昨年度からどのように成果が広がったかについての記載を含めてください 本研究集会IIは,研究集会II「結晶のらせん転位の数理」(2016年),研究集会I「結晶の界面,転位,構造の数理」(2017年),研究集会II「結晶の転位の先進数理解析」(2018年),研究集会II「結晶の界面,転位,構造の先進数理解析」(2019年),研究集会II「材料科学における幾何と代数I」(2020年)の継続と位置付けられる研究会である. これら研究会の成果を踏まえ,また,特に一昨年,昨年実施の「材料科学における幾何と代数I」「材料科学における幾何と代数II」を継続して,本研究会は材料科学と幾何学や代数学との交流を目指した.この背景には,1) 技術の発展により産業界で求められる仕様が大きく変貌したこと,2) 観測装置や作成装置が発展し,原子レベルでの構造の制御や観測などが可能になったこと,3) これらにより,従来材料科学で使われてきた数学だけでは表現できていない,新たな観測事実や現象が生じていることがある.本研究集会では、幾何学,代数学に関わる材料科学の研究者と,幾何学,代数学の研究者が議論する場を提供し,相互理解のきっかけを得ることを目的とした.昨年までの交流をより一般化し、哲学に関わるものや一般位相幾何の応用、企業研究者からの報告も含め,17講演が行われた.Twitterなどによる宣伝により,企業研究者などの現場の技術者の参加者もあり,111名という昨年の約倍の人数となった.本研究集会の成果としては,講演,議論を通じて,数学者と,数学活用者との交流の礎・足場となったことである. 現在,計画されている共同研究に関しては,尾上順教授が講演を行ったカーボンナノチューブの研究がある.数学者と化学者が各自の得意領域を融合することにより、関連する論文1件を執筆することが計画されている. |
組織委員(研究集会) 参加者(短期共同利用) |
落合 啓之(九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所・教授) 井上 和俊(東北大学 材料科学高等研究所 ・准教授) 小磯 深幸(九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所・教授) 佐伯 修(九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所・所長,教授) 白井 朋之(九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所・教授) 垂水 竜一(大阪大学 基礎工学研究科 ・教授) 内藤 久資(名古屋大学 多元数理科学研究科・准教授) 中川 淳一(東京大学 数理科学研究科・特任教授) 濵田 裕康(佐世保工業高等専門学校 電子制御工学科 ・准教授) 松江 要(九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所・准教授) 加葉田 雄太朗(長崎大学・助教) |