高専との連携によるモノづくりと数学の融合
| 整理番号 | 2023a012 |
|---|---|
| 種別 | 一般研究-短期共同研究 |
| 研究計画題目 | 高専との連携によるモノづくりと数学の融合 |
| 研究代表者 | 濵田 裕康（佐世保工業高等専門学校・電子制御工学科・准教授） |
| 研究実施期間 |
2023年9月15日(金) ～
2023年9月16日(土) |
| 研究分野のキーワード | 流体工学，数値解析 |
| 本研究で得られた成果の概要 | 高専は，中学校卒業後の15歳の若者を受け入れ，5年一貫の教育によって，高度な専門性を持つ人材の育成を行っている．「モノづくり」に加えて，新しい価値を創造する「コトづくり」を担う高度な技術者を育成するための，実践的な教育が行われている．本短期共同研究は，高専の「モノづくり」と数学を融合し，新しい研究を生み出すきっかけを作ることを目的として実施された．新しい研究を生み出すことで，研究を通して，高専教育の発展が期待される．一方，数学を実際の課題解決に活用した多くの事例が創出されることが期待される．本短期共同研究期間中は，時間的な制約もあることから，流体工学，数値解析に関するテーマに絞って，数学の研究者とのディスカッションを行い，プロトタイプの構築を目指した．今回のテーマについては，「モノづくり」を前提とした高専における実際の研究テーマを中心に扱った．工学の研究者である高専教員が数学の研究の場に立ち会えたこと．九州大学の博士後期課程在学中の学生も出席し交流もできたこと．高専の学生が本短期共同研究に参加しできたことなどが成果としては大きい．また工学の観点の議論では想像できない話題も展開され，新たな研究に向けた方向性も検討することができた．高専における実際の研究テーマは他にも多くあること．今回のテーマは今後も継続的に検討する予定であること．テーマの一部は九州大学マス・フォア・インダストリ研究所で毎年実施されているスタディグループワークショップでも取り扱えないか検討されていることなどから，今後も共同研究を実施する可能性がある． |
| 組織委員(研究集会) 参加者(短期共同利用) |
濵田 裕康（佐世保工業高等専門学校・准教授） 中島 賢治（佐世保工業高等専門学校・教授） 城野 祐生（佐世保工業高等専門学校・教授） 松山 史憲（佐世保工業高等専門学校・准教授） 尾形 公一郎（大分工業高等専門学校・教授） 稲垣 歩（大分工業高等専門学校・准教授） 隅田 大貴（流体テクノ株式会社・数値流体解析グループリーダー） 松谷 茂樹（金沢 大学・教授） 福本 康秀（九州大学マス・フォア・インダストリ研究所・教授） 佐伯 修（九州大学マス・フォア・インダストリ研究所・教授） 田上 大助（九州大学マス・フォア・インダストリ研究所・准教授） |