産学連携によるカードベース暗号の数理的未解決問題と新課題の整理
整理番号 | 2023a020 |
---|---|
種別 | 一般研究-短期共同研究 |
研究計画題目 | 産学連携によるカードベース暗号の数理的未解決問題と新課題の整理 |
研究代表者 | 水木 敬明(東北大学サイバーサイエンスセンター・准教授) |
研究実施期間 |
2023年5月29日(月) ~
2023年6月1日(木) |
研究分野のキーワード | カードベース暗号、秘密計算、有限群、アソシエーションスキーム |
本研究で得られた成果の概要 | 本研究「産学連携によるカードベース暗号の数理的未解決問題と新課題の整理」は、2023年5月29日~6月1日に実施され、カードベース暗号を専門とする研究者が一同に集い、それぞれ得意とする分野の現状や未解決問題を整理して持ち寄り、集中的に議論を行った。具体的には、ANDプロトコルにまつわる未解決問題、カードベースZKPプロトコル、無開示性を持つカードベース暗号プロトコルについて、カードベース暗号に登場するさまざまなカード組と符号化、デッキ分割法とアソシエーションスキーム、カードベース暗号に現れる数学、プライベートモデルにおける秘匿置換を用いたカードベース暗号それぞれについて、各講演者が準備してきた発表スライドを元にひとつひとつのテーマについて集中的に議論を行い、計算モデルの分類をはじめ、多くの点においてコンセンサスを形成した。そのようにしてブラッシュアップした未解決問題と新課題の整理を公開ワークショップにおいて広く周知することができ、カードベース暗号の研究分野の発展に資することができた。 |
組織委員(研究集会) 参加者(短期共同利用) |
須賀 祐治(株式会社インターネットイニシアティブ・シニアエンジニア) 縫田 光司(九州大学・教授) 品川 和雅(茨城大学・助教) |