離散および連続多目的最適化ベンチマーク問題の統合
整理番号 | 2024c005 |
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種別 | 随時募集枠-短期共同研究 |
研究計画題目 | 離散および連続多目的最適化ベンチマーク問題の統合 |
研究代表者 | 田中 彰一郎(福知山公立大学 情報学部・助教) |
研究実施期間 |
2025年1月20日(月) ~
2025年1月22日(水) |
研究分野のキーワード | 多目的最適化,ベンチマーク,トポロジカルデータ解析,ランドスケープ分析 |
本研究で得られた成果の概要 |
産業界に見られる問題はしばしば、コストを最小化しつつ性能を最大化するといった複数の相反する目的を持ち、さらに候補解を実験やシミュレーションで評価する。このようなブラックボックス多目的最適化問題に対するアルゴリズムが、約40年にわたり、盛んに研究されてきた一方で、アルゴリズムを評価するベンチマーク問題は20年以上、同じ問題セットが使用されている。本共同研究は、離散/連続最適化の両分野の知見を共有し、新たなベンチマーク問題を構築することを目的としてスタートした。 九州大学マス・フォア・インダストリ研究所で、3日間にわたって招待講演1件、チュートリアル講演1件、一般公演4件の発表がなされた。発表内容は、ブラックボックス最適化問題の構造を分析する手法の紹介や、微分トポロジーにおけるモース理論と最適化の融合、トポロジカルな構造をデザイン可能なベンチマーク問題の提案など本共同研究の遂行に不可欠なものであった。会場には離散・連続双方の最適化の専門家やアルゴリズムの開発者、産業現場において最適化に取り組んでいる実務家、位相幾何学の研究者が集まり、ディスカッションがなされた。本集会は,離散/連続最適化と位相幾何学という異分野間で知識・情報を共有する場を提供し、共同研究の方向性を定めた。本集会を始点として共同研究を継続し、今後も研究を発展させていく。 |
組織委員(研究集会) 参加者(短期共同利用) |
田中 彰一郎(福知山公立大学 情報学部・助教) 櫻井 大督(富士通株式会社・リサーチディレクター) 濱田 直希(KLab株式会社・リサーチャー) 神山 直之(九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所・教授) |