マルチエージェントシステム・ハイパーグラフ・最適制御理論の協同と応用
整理番号 | 2025a030 |
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種別 | 一般研究-研究集会(Ⅱ) |
研究計画題目 | マルチエージェントシステム・ハイパーグラフ・最適制御理論の協同と応用 |
研究代表者 | 内田 俊(大分大学・理工学部・講師) |
研究実施期間 |
2025年8月22日(金) ~
2025年8月22日(金) |
研究分野のキーワード | マルチエージェントシステム、ハイパーグラフ、最適制御理論、非線型発展方程式 |
本研究で得られた成果の概要 |
昨年度開催された九州大学共同利用による研究集会において,マルチエージェントシステムのネットワークをハイパーグラフへと拡張する可能性について議論された.本研究集会ではマルチエージェントシステム・ハイパーグラフラプラシアン・最適制御問題の専門家を5名招待し,それぞれの分野における最新の結果と問題意識を共有することで,新たな観点から数学的課題を検討することを目的とした.特に昨年度からの変更点として,最適制御問題の専門家を招き講演を依頼した.この変更点により,ネットワーク構造をハイパーグラフへ拡張する可能性だけでなく,そのようなモデルに対する最適制御問題とその産業界における意味付けについて議論することを目的とした. 本研究集会を通じて,マルチエージェントシステム・ハイパーグラフラプラシアン・最適制御問題における諸問題について共通認識を取ることができ,今後の協同の可能性が得られたことは大きな成果である.特に最適制御問題の専門家を招いたことで,マルチエージェントシステムに現れる最適制御問題や,最適制御問題問題に現れるハイパーグラフラプラシアン的な特異性といった話題が生じ,有意義な議論の場が展開できた.また同期現象やチューリングパターンといった数理物理的な話題もあり,非常に幅広い視点から諸分野の問題を議論できた. またディスカッションでは諸分野におけるハイパーグラフラプラシアンの応用の可能性やその具体的な現象論的意味付けについても議論され,産業界におけるこれらの理論の応用について展望が開けたことも一つの成果である. |
組織委員(研究集会) 参加者(短期共同利用) |
内田俊(大分大学 理工学部・講師) 深尾武史(龍谷大学 先端理工学部・教授) 池田正弘(国立研究開発法人理化学研究所 革新知能統合研究センター/慶應義塾大学 理工学部・研究員/訪問研究員) |