トポロジーとコンピュータ 2025
整理番号 | 2025a038 |
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種別 | 一般研究-研究集会(Ⅱ) |
研究計画題目 | トポロジーとコンピュータ 2025 |
研究代表者 | 市原 一裕(日本大学文理学部数学科・教授) |
研究実施期間 |
2025年12月5日(金) ~
2025年12月7日(日) |
研究分野のキーワード | トポロジー、コンピュータ |
目的と期待される成果 |
今日、トポロジー研究において、具体的な対象を考察する際にコンピュータを利用することは一般的になっています。コンピュータ援用研究が成果に至るまでには試行錯誤や多面的な検討があり、その過程には共有すべき発想や技術が多く含まれます。しかし、論文や研究集会の講演では最終的な数学的結果(定理)の紹介に重点が置かれ、研究過程でのコンピュータ利用の生き生きとした部分が見えにくくなっています。その結果、具体的な利用方法や開発したソフトウェアが共有されず、他の研究での活用や発展の機会を失うことも少なくありません。 この状況を踏まえ、本研究集会では、研究過程におけるコンピュータの活用に焦点を当て、トポロジーにおけるコンピュータ援用研究の発展を目指します。講演は、コンピュータを日常的に使用しない数学者から、専門家まで幅広い層の講演者による以下の内容を予定しています。 1. 計算機援用により得られたトポロジーの成果を紹介する講演 2. 計算機実験を基にした数学的予想と、その試行錯誤や検討過程を紹介する講演 3. 実装に成功したトポロジーのソフトウェアを、開発の苦労やノウハウとともに共有する講演 4. 計算機援用により発展が期待されるトポロジー研究を提案し、議論を促す講演 5. 本研究集会の主題に関連する他分野の入門的な講演 期待される成果としては、学生を含む若手研究者と産業界の交流促進が挙げられます。さらに、参加者間の活発な議論を通じた新たな共同研究の萌芽も期待されます。 |
組織委員(研究集会) 参加者(短期共同利用) |
市原一裕(日本大学文理学部・教授) 野崎 雄太(横浜国立大学 大学院環境情報研究院・講師) |