応用確率シンポジウム ~Society 5.0 の基盤となる確率モデルの研究~
| 整理番号 | 2025a040 |
|---|---|
| 種別 | 一般研究-研究集会(Ⅱ) |
| 研究計画題目 | 応用確率シンポジウム ~Society 5.0 の基盤となる確率モデルの研究~ |
| 研究代表者 | 増山 博之(東京都立大学 経済経営学部・教授) |
| 研究実施期間 |
2026年1月21日(水) ~
2026年1月23日(金) |
| 研究分野のキーワード | 確率論、統計学、函数解析、偏微分方程式、応用数学、計画数学 |
| 本研究で得られた成果の概要 |
近年、ビッグデータ活用の進展に伴い、企業の戦略最適化、自治体の意思決定、社会課題解決において、数学・数理科学への期待が高まっている。特に、不確実性を考慮したスマートな意思決定を可能にする技術の重要性が増している。本研究では、Society 5.0時代の課題解決に資する確率モデルの研究とその社会実装を加速させるために、本シンポジウムを開催した。過去にも、日本オペレーションズ・リサーチ学会の複数の研究部会が集まり(確率系合同部会)、2015年から分野横断的な研究集会を毎年開催してきた。本シンポジウムでは、研究分野、応用対象、所属学会、産学の垣根をこれまで以上に取り払い、「応用確率」という広い分野での理論的発展と応用可能性を総合的に探究するべく、九州大学マス・フォア・インダストリ研究所の共同利用研究として申請させて頂いた。 プログラムは3日間で構成し、口頭発表32件と特別講演2件を実施した。特別講演は産業界の研究者にお願いした。企画セッションでは「マス・フォア・イノベーション」、「待ち行列」、「確率最適化とその応用」、「信頼性」の4テーマを設け、あわせて一般セッションも実施した。また、若手研究者の顕彰と交流を目的とした「研究奨励賞」セッションを複数枠にわたって設けた。参加者は97人で、過去の確率系合同部会に参加経験のない参加者が多数を占め、分野横断的な新たな研究交流の形成に寄与することができた。 成果は以下のとおりである。第一に、確率論、統計学、待ち行列、信頼性理論、確率最適化、ファイナンス、機械学習など、確率モデルに関わる研究者が集い、各分野の手法、トレンド、シーズ、応用事例について報告と討論を行った。第二に、特別講演を通じて、企業における数理最適化および不確実性下の意思決定に関するニーズと、それに対処する取り組みが共有され、大学側の理論研究との接点について意見交換を行った。とりわけ、特別講演の講師(民間企業)と組織委員(大学)の間で複数の新たな交流が生じ、分野横断的なコミュニティ形成と数理的検討の深化に向けて相互に協力する方針を確認した。第三に、研究奨励賞セッションにおいて、学部生および大学院生の発表と質疑を行い、分野を越えた交流の機会を確保した。 |
| 組織委員(研究集会) 参加者(短期共同利用) |
今泉 充啓(愛知学泉大学 家政学部・教授) 王 琦(長崎総合科学大学 総合情報学部・准教授) 岡村 寛之(広島大学 大学院先進理工系科学研究科・教授) 恐神 貴行(IBM東京基礎研究所・シニア・テクニカル・スタッフ・メンバー) 木村 充位(愛知大学 経営学部・教授) 吉良 知文(九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所・准教授) 來島 愛子(上智大学 経済学部・教授) 小林 正弘(東海大学 理学部・准教授) 佐久間 大(防衛大学校 電気情報学群・准教授) 白井 朋之(九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所・教授) 堀口 正之(神奈川大学 理学部・教授) 水谷 聡志(愛知工業大学 経営学部・教授) |