脳を理解するための数理的構成要素に関する検討

整理番号 2026a009
種別 若手・学生研究-短期共同研究
研究計画題目 脳を理解するための数理的構成要素に関する検討
研究代表者 山田 泰輝(東京大学大学院 情報理工学系研究科・大学院生)
研究分野のキーワード 数理脳科学, 数学的定式化
目的と期待される成果 本研究の目的は、定義・仮定・定理といった数学的構成要素に基づき、脳を理解するための数理的アプローチを整理し、数理脳科学分野におけるロードマップ構築を見据えた討議の第一歩を踏み出すことである。
数理脳科学は、脳を理解するための数学を研究する学問であり、数学的視点から脳そのものや、脳が実現する知的機能の理解に寄与することを目的としている。

本研究では、将来的な理論体系の構築を展望しつつ、数理脳科学に関わる若手研究者がそれぞれ有する知見を持ち寄り、各アイデアを定義・仮定・定理を構成単位として整理する。本取り組みは、将来的な数理脳科学のロードマップ構築に向けた基盤的活動として位置づけられる。

本研究から期待される成果は、主に三点である。
第一に、数理脳科学分野に新たに参入する学生や研究者が分野全体の見通しを得やすくなることで、研究着手の円滑化が期待される。
第二に、数学分野と脳・神経科学分野の研究者が共通の言語に基づいて議論するための基盤が整備され、分野間交流の一層の促進が期待される。さらに、脳・神経科学の学際的視点を組み込むことにより、AI・機械学習分野における解釈可能性や計算効率の向上といった応用的展開への貢献も期待される。
第三に、脳科学に内在する要請を起点として、新たな数理構造や未解決問題を整理・提示するための基盤が形成されることで、数学分野への貢献の可能性が明確化されることが期待される。
組織委員(研究集会)
参加者(短期共同利用)
木下 佑利(東京大学大学院 情報理工学系研究科・大学院生)
杉本 義貴(同志社大学大学院 文化情報学研究科・大学院生)
田澤 右京(京都大学大学院 情報学研究科・大学院生)
中牟田 旭(京都大学大学院 情報学研究科・大学院生)
吉田 健祐(理化学研究所 脳神経科学研究センター・特別研究員)