情報通信の技術革新のための基礎数理
整理番号 | 2022c003 |
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種別 | 随時募集枠-研究集会(Ⅱ)オンライン型 |
研究計画題目 | 情報通信の技術革新のための基礎数理 |
研究代表者 | 實松豊(東京工業大学工学院情報通信系・准教授) |
研究実施期間 |
2022年9月15日(木) ~
2022年9月16日(金) |
研究分野のキーワード | 通信理論,情報理論,機械学習, 圧縮センシング |
本研究で得られた成果の概要 |
次世代移動体通信システム (6G) が目指す利用形態とその数値目標に対し,情報通信を支える根幹の基礎システムの革新が求められている.これにはハードウエアの向上に加えて,ソフトウエア(信号処理・アルゴリズム)の進化が必要である. 3G(CDMA方式)から4G(OFDM方式)へ方向転換したことに類する大幅な方向転換には,その元となる堅牢な数学理論を必要とする.現在の通信技術の改良では通信の真のイノベーションは起こせないだろう. 通信の本質を理解・抽出する洞察力に加えて,異分野のアイデアや数学理論が求められている. そのような背景から、本研究計画が立案された。講演者には、通信特有の専門用語を出来るだけ排し,前提知識が無くても聴講しやすい講演を依頼した。このことにより、数学分野からの新規参入障壁を低くすることを意図した。 研究集会では、和田山正(名古屋工業大学教授) 、山田功(東京工業大学教授) 菅野 一生 ( KDDI総合研究所コアリサーチャー), Ahmed Arafa(University of North Carolina at Charlotte (USA), Assistant Professor), Karim A. Banawan(Alexandria University (Egpyt), Assistant Professor)の招待講演を開催し、活発な議論がなされた。 Zoom参加者からも活発な質問がなされ、研究者間の交流が多いに促進された。参加登録者は71名であり、想定である50名前後を超えたため本研究集会は成功したと言えるだろう。数学界からは、主催者が期待していたよりも少なかったものの一定数の参加があり、工学と数学の交流の機会を提供することが出来たと言える。 |
組織委員(研究集会) 参加者(短期共同利用) |
實松豊(東京工業大学工学院情報通信系・准教授) 大橋正良(福岡大学・教授) 長谷川 晃朗(株式会社国際電気通信基礎技術研究所・研究室長) |