2022年暗号及び情報セキュリティと数学の相関ワークショップ(CRISMATH 2022)
整理番号 | 2022c006 |
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種別 | 随時募集枠-研究集会(Ⅱ)オンライン型 |
研究計画題目 | 2022年暗号及び情報セキュリティと数学の相関ワークショップ(CRISMATH 2022) |
研究代表者 | 前野 俊昭(名城大学理工学部・教授) |
研究実施期間 |
2022年12月20日(火) ~
2022年12月21日(水) |
研究分野のキーワード | 暗号、同種写像、非可換群、フィンスラー幾何学、機械学習 |
本研究で得られた成果の概要 | 近年、暗号をはじめとする情報セキュリティ分野においては、従来よりも専門性の高い数学の知見に基づく様々な研究が進められており、一方で、数学分野においては、これまで以上に周辺分野との研究連携を推進する機運が高まっている。こうした傾向を鑑み、従来研究の枠組みにとらわれず、暗号分野における数学応用の幅広い可能性を模索することが双方の分野において有益であると考え、これら二つの分野の研究者・学生たちが研究的交流を行う場を提供し、両分野にわたる研究連携を推進することを目的として、両分野に関連するいくつかの研究トピックの紹介を行う研究集会を開催した。本研究集会では、幾何学的群論、フィンスラー幾何学とその暗号への応用、機械学習の暗号設計への応用、および楕円曲線の同種写像グラフとその暗号への応用を題材として、招待講演者による講演を行うとともに、講演者と参加者間での議論を行った。このように、先端的な数学理論の暗号分野への応用の事例および可能性や、暗号分野の観点からの数学分野における研究課題について、参加者間での情報共有を行ったことで、今後の両分野のさらなる連携の強化に貢献できた。 |
組織委員(研究集会) 参加者(短期共同利用) |
縫田 光司(九州大学マス・フォア・インダストリ研究所・教授) 前野 俊昭(名城大学理工学部・教授) |